よこで見守る子育て

二児(小4、小6)の母です。どんぐり倶楽部を指針とする子育てで、こどものペースを大切にしています。

インフルにつき9連休明け

次女と私、先週インフルエンザAでまるまる休み。

9連休。そこまで休むと、学校も会社も行きたくなくなります。

2人で、いや長女も入れて3人で、「行きたいなーい!」とボヤきながら、登校・出勤準備。

私「これはもう、頑張って行ったご褒美を夜に食べるしかないな」

次女「ローストビーフがいい!」

長女「ステーキ!」

私「いや、おかずはもう決まっているから、デザートね。ママは昨日の夜、まんじゅうが食べたくてたまらなかった。」

次女「じゃあイチゴ大福!」

私「お、いいね。じゃあ帰りに和菓子買って帰るから、今日は頑張っていこー!」

そんな会話をしつつ、あたふたドタバタと準備して、みんな機嫌よく行きました。

道具だけは買ってあげます

「ママー!すごいの見たー!」

習いごとから帰るなり、夕暮れの景色の美しさについて興奮して話す。

そして、その景色をスケッチブックに描き始める。

絵の具になる色鉛筆で色をつけて、水でぼかして、手前の樹々を黒ペンで描いて。

夕飯をはさんで完成させた絵は、なかなか満足のいく絵になったらしい。

今日は次女も絵を描いていた。リンゴのデッサン。

2人の描く絵が、今までよりちょっと、いや、かなり、上達した。

図書館で借りてきた本のおかげ。

鉛筆デッサン、色鉛筆の使い方、風景画の描き方。

教室行かなくても、子ども達の興味次第でけっこう伸びる。

 

 

優等生の定義

長女は友達に、優等生と言われるそうです。

でも本人は、自分は優等生ではないと言います。

私「優等生ってどんな子なの?」

長女「ブレない自分を持っている人!」

私「じゃあ長女はブレるの?」

長女「うん、ブレブレ」

私「どんなことがブレるの?」

長女「長女はね、優先順位がブレるの。ブレてブレてグチャグチャ。もうね、やりたいことが終わらないの」

私は「それって計画性がないってこと?」

長女「そうだね。それだね。」

我が家は学校の宿題をしていません。先生了承のもと、していません。

もし友達に何か言われたとしても、長女は「それがウチの方針なのって言えるよ」と話していました。

先生には、もしその場面がきたとしたら、長女のその言葉には説得力があるはずとも言われています。

それだけで充分ブレない心を持つ子どもだと、私は思います。

その後、長女が「ブレないことの良い点」について色々話していましたが、

「自分のチャンスに自分で気づける!うん、それだ!」

と納得して終わりました。

なんというか、そのまっすぐな感じが、我が子ながらまぶしいです。

 

 

大人が子どもにいうダメは、けっこうダメではない気がする

女子って小さい先生になりがちです。

もちろん、うちの長女も。

先日も廊下を走る上級生を長女が注意して、そしたら上級生に「5年が6年を注意するのは、やめた方が良い」と言われたと、プンプンしながら話してました。

まぁ、長女は正しいことをしたわけで、それを咎められたらおもしろくはない。

でも私は、注意したり怒ったりしてその行動を止めるのは、全て正しいわけではないと思っていて。

そんな話を長女としてたら、納得いかない長女は泣いて…というか号泣して抗議してました。

長女「じゃあママは、廊下を走っている子をみたらどうするのっ⁈」

私「そうねー。あらあら、走っとるわー。って思うかなー」

長女「は?何それ。そんだけ?だって廊下は走っちゃいけないんだよ!」

私「でも子どもだし、長い廊下みたら走りたくなるときもあるでしょうよ」

長女「もうママとは話にならん!もういい!話したくない!」

会話終了。

その後しばらく泣き、お風呂に行きました。

ちょっと落ち着いたところで、再び会話。

私「これすると誰かに怒られるからやめとこーとか、先生が怖いからやめとこーとか。ママは、そんな理由でやめとこってのは違うと思うのよ。なぜダメなのか、本当にダメなのか、そんな考えを互いに話して、じゃあこうしよっかと決めたり、違う行動を認め合うってのが大切だと思うのよ。怖いからやめよって、それって恐怖による支配なわけじゃん。そんな関係楽しいかって、楽しいわけないじゃん。もちろん、大人が恐怖で子どもを支配するってのも、ママは嫌いなわけ。それは、長女も分かるでしょ?」

長女「まあねー、わかるよ、それは。」

私「だから注意するってのも一つだけど、それ以外の何かもあるかなーと。自分にとってはダメだけど、相手にとってはダメじゃないのか、じゃあどうしよっかとね、色々考えれるようになったら、それを今のうちにしとくと、長女ちゃんは最強になるわけよ。だから、ねばならない的な考えはさー、やめた方がいいと思うんだよねー」

とかなんとか、のんびりした口調で、お風呂あがりマッタリしている長女と会話。

さて、私のこの分かるような分からないような考えは伝わったんだろうか。

 

まだ幼さは残る

次女がアイスクリームを食べ終えた。

すると、次女はカップからでているスプーンの持ち手の先っちょに人差し指を近づけて、次にカップのふちに人差し指を近づける。

またスプーンの先に人差し指を近づけて、カップのふちに移動。

何してるのかなーとしばらく見ていたのだけど、ずっと同じ動きをしてる。

私「次女ちゃん、何してるの?」

次女「いまね、小人さんがスプーンの滑り台で遊んでてね。下まで滑り降りたら、また上に運んであげてるの」

私「あ、ここをね、すべってるのねー」

次女「そうそう」

こんな遊びをしてる次女、小3。

可愛い。

次女の目線から察するに、その小人、想定身長は1cmくらい。

かなり小さい。

兎の眼、読んでみた

前半は哀しい気持ちになる。

涙もでる。辛くもなる。

真ん中あたりから、愛おしい気持ちが大きくなる。

後半は頭の中で子供たちが活き活きと動き、クスッと笑う場面も多い。

子どもへのまなざしについて、学ぶことの多い本でした。

久々に、手元に置いておきたい1冊。

親も、教育に関わる大人も、一度は読んで損はない一冊。